外国人投資家が期待するレナウン

東証1部上場企業が中国企業に買収されるということで話題をさらったレナウンですが株価上昇が見えてきました。レナウンは「ダーバン」「ルック」「レリアン」などの新ブランドで常に新しいことにチャレンジしてきた会社でしたが、今では現状維持だけが中心になり、顧客から見放されてしまったといえます。この現状を打開するために投資ファンドや事業会社との提携を考え、結局、「原価削減」や「アパレル製品海外展開」を考え事業会社をパートナーとして選びました。日本と中国との距離、言葉の問題などは、テレビ会議などを多用しながら解決していく方針ですが、意思決定のあり方をかなり変化するものとみなされています。第2位株主であるネオラインはレナウン株を売る可能性がありますが、パートナーである山東如意は、契約として5年間は買い増しも売却も制限されていますので安定していると言えます。中国市場で展開するブランドは4つで、「シンプルライフ」(紳士・婦人)、「エンスウィート」(婦人)、「マーノ」(紳士・婦人)、「チャージ」(婦人)です。事業展開は、日本や中国、どちらかに偏らず、共同で行うことが宣言されています。国の大きさや気候、体型も違う中国で日本主導では失敗してしまうからです。ブランド・コンセプトは日本で提案されても価格やサイズに関しては共同作業がかかせませないためです。外国人投資家も注目しておりこの買収と提携が今後どう動くかに期待をよせていると言ってよいのではないでしょうか。社長が就任して1年もたたないうちに、グループ企業との関係、資本の内容などもすべて替えてしまったレナウンですが、現状維持ではなく常に変化を求めて行く姿勢に企業としての生き残り戦略を見ることができるでしょう。

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